北総鉄道、来秋値下げへ 県議会で熊谷知事明かす コロナ対策は臨時医療施設も「検討」【県議会ちば】

北総線の千葉ニュータウン中央駅
北総線の千葉ニュータウン中央駅

 9月定例県議会は22日、代表質問が始まり、新型コロナウイルス対策を巡り自民党の木下敬二議員が「臨時医療施設の増設を」と重ねて求めると、熊谷俊人知事は医療提供体制の現状や対応を説明した上で「限られた医療資源をどう配分すれば最も県民の命を守れるかとの観点で、臨時医療施設の新設を含め検討する」と応じた。また、北総鉄道の高運賃問題では「来年秋ごろ通学定期運賃の大幅な値下げと普通運賃値下げ方向で検討していると社長から報告があった」と明らかにした。

 熊谷知事は新型コロナの医療提供体制について、病床確保や宿泊療養施設の拡充、自宅療養者支援などの施策を複合して対応している状況を説明。これまでは臨時医療施設について「医療従事者の(新たな)確保が困難」としてきたが、今回は「臨時医療施設の新設も選択肢に含め、あらゆる手段を検討する」と答弁し、自民の求めに配慮する姿勢を示した。

 県は現在、県がんセンター(千葉市)の旧病棟を臨時医療施設として活用している。かつて幕張メッセへの設置も検討された経緯も踏まえ、木下議員は「がんセンター旧病棟に設置した臨時医療施設は森田県政時代にレールが敷かれた。メッセにこだわらず廃校施設への設置など、知事自身で決断してほしい」と増設を強く要望。熊谷知事は、新設も検討する姿勢を示し、自民党側に理解を求めた。

 一方、北総鉄道高運賃問題では、熊谷知事が社長から検討状況の報告があったと紹介。会社経営の持続性・安定性を確保できる範囲と断った上で、来年秋ごろに(1)通学定期運賃の大幅値下げ(2)北総線内の移動促進に資する普通運賃値下げ-を検討していると説明があったという。熊谷知事は「県として運賃値下げが確実に実施されるよう会社に対して働き掛けていく」と述べた。


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