2022年6月28日 11:01 | 無料公開

発生から1年を迎えた八街市の事故現場には、午前中から献花する人が見られた=28日午前、八街市

事故の惨状が残る現場を調べる県警の捜査員=2021年6月28日、八街市
八街市で児童5人が飲酒運転のトラックにはねられ死傷した事故から1年となる28日、被害者家族が再発防止を願い「当たり前のことですが、交通ルールを守ってほしい」などとするコメントを発表した。
コメントは被害者家族連名で弁護士を通じて書面で公表。家族らは「事件発生から1年が経過しました。1年という時間が長いのか、短いのか、我々にはわかりません。ただ、今回の事件の現場でさえ、速度違反をして走行している車を見かけます。本当につらく、怒りさえ湧いてきてしまいます。今回の事件のようなことは二度と起きてはならないことです。そのために、当たり前のことですが、交通ルールを守ってほしい。最低限それだけはお伝えしたく、コメントを発表させていただきました」とした。
同事故は昨年6月28日午後3時25分ごろ、八街市の市道で発生。道路右側を一列で下校していた児童5人に飲酒運転のトラックが突っ込み、2人が死亡、3人が大けがを負った。運転手の男(61)は自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)罪に問われ、懲役14年の判決が確定している。
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