銅線盗 千葉県内で多発 太陽光発電所で被害 転売目的、無人が原因?

千葉県内の太陽光発電所で銅線ケーブルが盗まれる被害が相次いでいる(本文と写真は関係ありません)
千葉県内の太陽光発電所で銅線ケーブルが盗まれる被害が相次いでいる(本文と写真は関係ありません)

 千葉県内で太陽光発電所から銅線ケーブルが盗まれる被害が多発している。銅の価格高騰を受けた転売目的の犯行とみられ、県警は今年、野田市や香取市など県北部を中心に数十件の被害を確認。無人の太陽光発電所は狙われやすいとして、警戒を強化している。5、6月には、太陽光発電所の保守管理を請け負っていた会社の従業員を窃盗容疑で相次ぎ逮捕。ほかにも窃盗犯がいるとみて捜査を進めている。

 県警捜査3課などによると、金属の買い取り価格の高騰を受け、県内では昨年秋ごろからガードレール本体や袖部分が盗まれる事件が多発していたが、摘発を強化したこともあり現在は減少。同じく相次いでいた銅線盗の被害が目立つようになった。

 工事現場で発生するケースもあるが、大半は太陽光発電所での被害という。捜査関係者は「送電のための銅線がたくさんあり、無人のため狙いやすい。防犯カメラがないところを狙った犯行も見受けられる」と指摘する。

 香取署は2日、香取市内の太陽光発電所から銅線ケーブル135メートル(63万円相当)を盗んだとして、窃盗の疑いで会社員の男(30)=富里市=を逮捕した。同署によると、男は同発電所の保守管理を請け負っていた会社の従業員。切断した銅線ケーブルを会社のトラックに積んで盗み出したといい、「趣味や生活費に充てるため、県内の買い取り業者で売った」と供述している。

 同署は先月18日にも、太陽光発電所の銅線ケーブル20メートル(15万円相当)を盗んだ疑いで、保守管理を請け負っていた会社の従業員の男(21)=銚子市=を逮捕。「銅線を売って金にするためにやった」と供述しており、動機はやはり転売目的だった。男は今月7日に起訴された。

 署は、2人が同じ会社の従業員かどうかは明らかにしていないが、いずれも仕事上、現場の状況を知っていたとみて捜査している。

 署管内(香取市、神崎町、東庄町、多古町)では同様の被害が数件確認されており、関連を調べている。


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