【まん延防止 初の週末】キャンセル増「経営ギリギリ」 対策徹底、客足戻るも… 最盛期控え第6波収束願う

イチゴの栽培場所とは別に設けられた食事スペース。一グループに一つの机が用意されている=22日、山武市の「相葉苺園」
イチゴの栽培場所とは別に設けられた食事スペース。一グループに一つの机が用意されている=22日、山武市の「相葉苺園」
摘み取ったイチゴを感染対策のため設けた食事スペースで味わう家族連れ
摘み取ったイチゴを感染対策のため設けた食事スペースで味わう家族連れ

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた「まん延防止等重点措置」対象に追加された千葉県内は22日、適用後初の週末を迎えた。観光地は好天に恵まれ、感染対策の下でレジャーを楽しむ家族連れらの姿が見られた。施設側はひとまず胸をなで下ろす一方で、感染拡大への不安から予約キャンセルが増えており、春の本格的な観光シーズンを前にした再びの行動制限への戸惑いも広がる。

◆山武のイチゴ園

 関東屈指のイチゴ狩りスポット、山武市成東地区の「相葉苺園」では22日、午前9時半の営業開始を前に家族連れを中心に100人前後の来園客が並んだ。園主の相葉英樹さん(51)によると客足は前週より増えたが、重点措置適用を控えた20日ごろからネット予約のキャンセルが入り始めた。「ハイシーズンは2、3月。早く第6波が収束してほしい」と話した。

 県内のイチゴ生産者組合が定めた感染対策指針に基づき、手指の消毒や摘み取り時の手袋着用を来園客に求めている。コロナ禍前は摘み取ったイチゴをその場で食べられたが、食事スペースは別のビニールハウスに設ける。一グループに一つの机が用意され、別の机との間には仕切りを用意。家族3人で袖ケ浦市から訪れた地方公務員の男性(33)は「感染対策がされているので安心」と語った。

 緊急事態宣言発令中だった昨年同時期より客足は倍増。それでもコロナ禍前の7割ほどだが、回復傾向にはあった。ところが、このところの厳しい寒さと原油高で燃料費がかさんだところに、再びの感染拡大。相葉さんは「経営的にはギリギリ。不安なくイチゴ狩りを楽しめる環境になってほしい」と願った。


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