市川市長室のガラス張りシャワー室撤去 フィルム貼りコロナ入院待機施設に移設

新型コロナ感染者の入院待機場所として使用される少年自然の家に移設されたシャワー(市川市提供)
新型コロナ感染者の入院待機場所として使用される少年自然の家に移設されたシャワー(市川市提供)
市長室に設置されていたシャワーユニット。写真は建設中(市川市提供)
市長室に設置されていたシャワーユニット。写真は建設中(市川市提供)

 市川市役所の市長室にガラス張りのシャワー室が設置された問題で、同市は16日、新型コロナウイルス感染者の入院待機場所として使用される「少年自然の家」(同市大町)にシャワーを移設したことを明らかにした。

 市によると、同施設は現在、新型コロナ感染防止のため休止中。施設の食堂を入院調整中のコロナ患者の待機場所として開設し、16日から運用が始まった。ベッド5床や酸素濃縮器などを備え、救急隊員らが24時間対応する。

 シャワー室は業務を終えた救急隊員らが使用する。浴室の一角に移設し、約125万円の費用はコロナ対応の予算を充てた。ガラス部分は新たにフィルムが貼られた。

 シャワー室は市長室に約360万円かけて設置され、撤去を求める決議案が市議会で2度可決されている。村越祐民市長は直ちに撤去せず、市長室を災害時に開放して自身や女性職員が活用すると説明していた。

 9月定例議会の代表質問でも「(庁舎は)既存のシャワーの数では到底足りない。ちょうど今台風シーズンに入るところ。庁舎機能強化の観点から、活用する方向で考える」としていた。

 市は「庁舎にも必要だが、待機場所への設置がより緊急性や必要性が高いと判断した」としている。入院待機場所閉鎖後のシャワー室の扱いについては、現在決まっていないという。


  • LINEで送る