千葉大病院、コロナ感染妊婦の専用病床確保へ  柏の早産・赤ちゃん死亡受け

千葉大病院=千葉市中央区
千葉大病院=千葉市中央区

 柏市で新型コロナウイルスに感染した30代妊婦が入院先が見つからないまま自宅で早産し、赤ちゃんが死亡した問題を受け、千葉大病院は20日までに、周産母子センターの病床の一部を感染した妊産婦の専用病床として確保する方針を決めた。

 同病院によると、同センターには、リスクの高い妊産婦が入院する母体胎児集中治療室(MFICU)が6床ある。このうち一部を新型コロナに感染した妊産婦の専用病床に切り替える。具体的な病床数などは検討中。

 MFICUは、母体や胎児に24時間体制で対応する専門病室。従来は、6床のうち感染症に対応できる陰圧室1床でコロナに感染した妊産婦に対応しており、これまで3件の受け入れがあったという。

 千葉大大学院医学研究院の生水真紀夫教授(生殖医学)は「県内で恐れていたことが起こり、自分たちが動かなければと考えた」と説明。県内の産科医からは「(妊婦が)中等症化した場合に受け入れてもらいたい」という声が多数寄せられているといい、「安心して診療に取り組んでもらえるよう手伝いたい」とした。


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