千葉県内でワクチン職場接種スタート イオン、モール会場で初日は500人 マツモトキヨシは本社で100人、7月以降本格化

イオンの職場接種で注射を受ける女性=21日午前11時25分ごろ、千葉市美浜区のイオンモール幕張新都心
イオンの職場接種で注射を受ける女性=21日午前11時25分ごろ、千葉市美浜区のイオンモール幕張新都心
イオンの職場接種会場でワクチンを注射器に移す看護師=21日午前11時20分ごろ、千葉市美浜区のイオンモール幕張新都心
イオンの職場接種会場でワクチンを注射器に移す看護師=21日午前11時20分ごろ、千葉市美浜区のイオンモール幕張新都心
マツモトキヨシホールディングス本社大会議室に設けられた職場接種会場で経過観察のため待機する人たち=松戸市
マツモトキヨシホールディングス本社大会議室に設けられた職場接種会場で経過観察のため待機する人たち=松戸市

 新型コロナウイルスワクチンの職場接種が21日、千葉県内企業で始まった。流通大手のイオン(千葉市美浜区)では、イオンモール幕張新都心のホールでグループ会社の店舗従業員ら約500人が接種。ドラッグストアを全国展開するマツモトキヨシホールディングス(松戸市)は本社内の会場で約100人に実施した。県警でも県歯科医師会の協力を得て開始。県内のまん延防止等重点措置が同日から延長される中、県民へのワクチン接種が加速する。

 イオンによると、イオンモール幕張新都心の会場では8月までに約6千人が接種を受ける予定。イオンモールのテナント従業員も対象で、一日当たりの接種者数は約700人まで増やす。週2回程度実施する。

 グループ会社やテナントを含め全国に約100万人の従業員がおり、イオンは同会場を皮切りに順次、全国のイオンモールでも職場接種を進める。秋ごろまでに計13会場で約10万人に接種。最終的には、全国の約150イオンモールのうち約60を会場とし、対象を約40万人に拡大する計画という。

 担当者は「従業員への接種で地域全体の接種率を高め、地域の安全、安心につなげたい」としている。

 イオンの薬局に勤める村上ゆみ子さん(43)=千葉市美浜区=は接種を受け「かかりつけ医では早くても7月末と言われていたのでありがたい。薬局には具合の悪い方も来るので早く打ちたかった」と安心した様子で話した。

 マツモトキヨシホールディングスは、初日は試行として本社勤務の従業員100人程度に実施。本格化する7月以降はアルバイトを含め希望する全国の従業員2万3千人を対象に1日当たり300人へ拡充する。従業員の家族への拡大も予定。本社以外に接種会場の設置を検討している。

 同社によると、会場は店長会議などを開いている本社1階の大会議室を活用した。集団検診を委託している医療法人社団嵐川大野中央病院(市川市)が協力。医師2人、看護師6~8人の体制を組むほか、ワクチンの注射器への充てんに同社の薬剤師が従事する。行政の要請があれば本社近隣住民への拡大も検討する。

 同社の店舗は全国1750店に上る。小部真吾取締役管理本部長は「店舗従業員は感染リスクの中で懸命に働く(社会機能を維持する)エッセンシャルワーカー。安全、安心な職場環境を整備したい」と話した。


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