<東千葉MC内部告発文書>自主返納1200万円に 財務担当「随意契約の基準、今回知った」

東千葉メディカルセンター
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 東金市の地域中核病院「東千葉メディカルセンター(MC)」の不正な職員給与や業務委託などを調べる同市議会の特別委員会が12日開かれ、一部職員への不適切な支給のうち自主返納手続きが進められている総額が約1200万円に上ることが明らかになった。

 同病院を巡っては、妥当性のない昇給や職員13人に不適切な給料加算があったことなどが判明。病院運営法人は、設立団体の同市と九十九里町から自主返納額を示すよう是正命令を受けている。

 特別委で病院側は、20年1~11月分の不適切な支給総額を約1200万円と概算し、該当者から返還の同意手続きを進めているとした。

 清掃や警備など院内業務の高額な委託料については、確認が取れた18年4月~20年10月の契約167件のうち、確実に一般競争入札を経ているのは5件だけだった。ほとんどが随意契約で、起案をしていなかったり、契約書が見つからず契約日が不明だったりした案件もあった。

 病院の財務副課長は、起案をしなかった理由を「手が回らなかった。申し訳ない」と謝罪。委員から随意契約の基準について問われると「今回の告発事案が出て(初めて)分かった。認識が不足していた」と答えた。

 また、病院側は前回の特別委で不適切な業務委託の経緯を「(死亡した)前事務部長が選定した」などと説明。しかし、死亡後の契約でも起案がない案件があったことを問われると、「全部を前事務部長とは言ってない」と釈明した。


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