2020夏季千葉県高等学校野球大会 あの瞬間を捉えた写真も多数

横田さんの思い伝える 再会願うも6月死去 拉致風化させぬために 千葉市で写真展

鎌取コミュニティセンターで開かれている横田滋さんの写真展=千葉市緑区
鎌取コミュニティセンターで開かれている横田滋さんの写真展=千葉市緑区

 北朝鮮に拉致された横田めぐみさん=失踪当時(13)=の父親で、6月に87歳で死去した滋さんの写真展(千葉日報社など後援)が、千葉市緑区の鎌取コミュニティセンターで開かれている。滋さんが撮影しためぐみさんの写真など40点が紹介され、娘との再会を願い続けた滋さんの思いを伝えている。

 めぐみさんは新潟市で1977年11月15日、下校中に失踪。約20年間消息不明だったが、97年に北朝鮮に拉致された疑いが浮上した。滋さんは同年結成された拉致被害者家族会の初代代表に就任し、救出運動の先頭に立ち続けた。家族会の象徴的存在として活動してきたが、6月5日に亡くなった。

 同センターの指定管理者でビルメンテナンス業の「京葉美装」(千葉市中央区)が写真展を開催。横浜市でめぐみさんの写真を見た同社の国吉晃甲社長(56)が「千葉の人にも拉致問題をもっと知ってもらいたい」と始め、今年で5回目を迎えた。

 会場では、横田さん家族の支援団体「あさがおの会」から借り受けた40点の写真を紹介。双子の弟の面倒を見るめぐみさん、家族5人で撮影した写真などが並ぶ。中学に入学し制服姿で満開の桜の前に立つめぐみさんや、拉致1カ月前の77年10月に撮影されためぐみさんの写真も展示されている。

 国吉社長は「突然家族を奪われた横田さんの悲しみを忘れてはならない。拉致問題を風化させないために、多くの人に足を運んでもらいたい」と話している。

 同センターでの写真展は12日まで。千葉市の畑(14~19日)と穴川(21~26日)、幕張(28日~9月2日)の各コミュニティセンターでも開かれる。時間は午前9時~午後9時。入場無料。


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