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「危機意識欠如」と陳謝 乳児死亡で市原市長 第三者委で検証も

乳児死亡事件を受け臨時記者会見で謝罪する市原市の小出市長=12日午後、同市役所
乳児死亡事件を受け臨時記者会見で謝罪する市原市の小出市長=12日午後、同市役所

 千葉県市原市で今年1月、衰弱状態で放置された生後10カ月の小西紗花(すずか)ちゃんが死亡し、保護責任者遺棄の疑いで母親の理紗容疑者(23)が逮捕された事件で、同市の小出譲治市長は12日、臨時の記者会見を行った。小出市長は、児童相談所に連絡しなかったなどの市の対応について「不適切で、危機意識が欠如していた」などと陳謝する一方で、専門家でつくる第三者委員会を立ち上げ、事件を検証する考えを明らかにした。

 小出市長は冒頭、「幼くして亡くなった紗花ちゃんの冥福を心から祈る」と述べる一方で、昨年4月以降、紗花ちゃんの姿を確認できずにいながら児相への連絡を行わなかった対応について「確認ができていたら違った結果になったかもしれない。不適切と言わざるを得ない」などと陳謝した。

 市当局の説明も二転三転を繰り返した。市は当初、紗花ちゃんのケースを「児相案件ではない。適切に対応していた」としていたが、「虐待のリスクが高かった。児相に相談すべきだった」と認識を一転。

 紗花ちゃんの姉が通園する幼稚園から、紗花ちゃんに関する情報提供を受けていたことを認めたが、当初は「通報はなかった」としていた。小出市長はこうした対応についても「恥ずべき行為で、申し訳ない」と謝罪した。

 第三者委は、SOSを見逃さない取り組みの徹底やリスク評価など要保護児童関係施策の課題を検討。紗花ちゃんの事件についても捜査結果が出るのを待って検証する。

 法律関係者や学識経験者ら10人以下の専門家で構成。15日開会する6月定例市議会に関係条例案を提出する。小出市長は「3カ月程度で一定の方向性を出してもらいたい」と述べた。


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