【新型コロナ】高齢者施設の3人死亡 千葉西総合病院は感染11人に 千葉県内

 千葉県内で24日、19人の新型コロナウイルス感染が判明した。70代と80代の男女3人の死亡も発表され、県内で確認の死者は21人、感染者は累計794人となった。院内感染が発生している千葉西総合病院(松戸市)で、さらに8人の感染が分かり、県はクラスター(感染者集団)が発生しているとの認識を示した。県内医療機関でのクラスターは初めて。同病院関連の感染者は11人に増えた。一方、船橋市は市内居住の30代無職女性、同居する乳児(2歳以下の男児)がともに感染したと発表した。

 県によると、死亡した3人は県内の高齢者福祉施設に入所。施設内で治療を続けていたが、亡くなった。県は遺族の意向として、入所施設名や、3人が同一の施設に入所していたのかを明らかにしていない。

 千葉西総合病院では新たに入院患者2人と看護師2人の感染が分かった。同病院は複数の病棟があり、感染者は2病棟にまたがっている。入院患者2人は同ウイルス以外の病気で入院していたが、陽性と確定した同病院の20代作業療法士らの感染をきっかけに接触者に検査を行い、感染が判明した。80代の入院患者男性は感染判明済みの入院患者と同室だった。

 県が調査した結果、感染発表済みの4人に同病院と関連があることが判明した。うち3人は同ウイルス以外で入院した患者。同病院は保健所が中に入って、区分けをしており、病院機能は維持されている。さらに約90人のPCR検査を行う。

 船橋市の30代女性と乳児は母子とみられ、県内医療機関の同室に入院し、療養している。いずれも軽症。2人は21日に陽性と判明して自宅療養中の男性公務員と同居しており、家庭内感染の可能性が高いとみられる。

 市保健所によると、乳児は19日に発熱やせき、くしゃみなどの症状が出て23日に陽性と判明。母親とみられる女性も20日にせきやくしゃみ、頭痛などが出て、23日に感染が分かった。

 先に陽性と判明した男性公務員は軽症だったため現在も自宅療養している。他に同居家族が2人おり、健康観察を行っている。

 千葉市は市内居住の男性4人の感染を発表した。いずれも軽症か無症状。都内の国土交通省勤務の20代男性は、職員の感染判明が相次ぐ同省自動車局に所属。同居の両親が感染していた40代男性会社員以外は感染経路が分かっていない。

 市はすでに3人の感染が確認されていた市内の介護福祉施設「コスタリゾン千壽苑」について、24日に入所者と職員の計30人を検査した結果、いずれも陰性だったと説明した。引き続き健康観察を続け、さらに職員数人の検査を行う予定。

【24日発表の新型コロナ感染者】
千葉市  40代男性 接客業
千葉市  40代男性 会社員
千葉市  40代男性 自営業
千葉市  20代男性 国交省職員
船橋市  2歳以下 男児
船橋市  30代女性 無職
船橋市  80代女性 無職
松戸市  40代男性 会社員
松戸市  50代男性 都内警察官
野田市  10代女性 無職
野田市  20代女性 無職
佐倉市  20代女性 会社員
木更津市 20代男性 会社員
印西市  60代男性 自営業
八千代市 40代女性 アルバイト
松戸の千葉西総合病院
松戸市  90代以上女性入院患者
松戸市  80代男性 入院患者
松戸市  20代女性 看護師
鎌ケ谷市 20代女性 看護師
※地名は居住地


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