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新型コロナウイルス情報

東庄集団感染86人に 障害者施設、職員家族も 新型コロナ

 入所者と職員計58人の新型コロナウイルス集団感染が28日に判明した東庄町笹川の障害者施設「北総育成園」について、千葉県は29日、さらに28人の感染が分かったと発表した。職員の家族8人も含まれ、これで計86人が感染。感染した入所者46人のうち4人は入院が必要で、うち3人を県内医療機関に搬送した。入所者には重い知的障害がある人も多く、障害の特性などを踏まえた医療・ケア態勢の維持は綱渡り状態。同施設を設置している船橋市は指定管理先の社会福祉法人や県と対応に当たっている。国は専門家チームを派遣した。

 県や船橋市によると、同施設は職員67人、入所者70人、通所・短期利用9人。

 感染有無を調べるPCR検査は全員を対象にしており、29日は入所者20人と職員の家族8人の感染が新たに判明した。通所・短期利用者では確認されていない。

 28日時点で32人の感染が判明していた職員に、新たな感染者は出なかった一方で、職員の家族にも感染が広がっている実態が分かった。職員家族は77人が検査対象だが、うち35人の検査は終わっていない。県は入所者の家族や隣接施設職員も検査対象に加えた。

 入所者全体のうち約3分の2が感染。この日の検査は、発熱症状のある人以外が対象だったが、多くが感染していた。

 職員も約半数が感染。感染が判明した入所者の多くは、施設内の個室で過ごしている。加藤勝信厚生労働相は29日に「障害者施設は特段の配慮が必要で、障害者部局の職員も派遣する」と説明。県内の感染症指定病院から医師も派遣された。

 28日の記者会見で「未感染の施設職員には引き続き入所者の対応をしてもらう」と説明した船橋市は29日、「早めの人員補強が必要」として県や国と協議を進めた。県によると、施設内での感染者と非感染者の区分けも行う。指定管理先の社会福祉法人は船橋市内にも施設を持つが、職員の融通は限界がある。

 県は「感染が判明した職員や家族らの行動歴・接触歴の調査も感染拡大を抑え込むために大事」とし、この把握にも全力を挙げる。


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