【野田女児虐待死】傍聴希望で長蛇の列 きょう父親初公判 

傍聴券を求めて行列を作る人々=21日午前9時10分ごろ、千葉地裁前
傍聴券を求めて行列を作る人々=21日午前9時10分ごろ、千葉地裁前

 千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=が自宅浴室で死亡した虐待事件の発生から約1年1カ月。傷害致死などの罪に問われた父親、勇一郎被告(42)の初公判期日の21日、千葉地裁前では開廷前に傍聴希望者による長蛇の列ができ、事件の関心の高さをうかがわせた。
 
 心愛さんの母親(33)を巡っては、勇一郎被告の暴行を制止しなかったとして傷害ほう助の罪に問われ、すでに懲役2年6月、保護観察付き執行猶予5年の一審判決が確定している。
 
 勇一郎被告の発言に注目が集まる中、列の先頭に並んでいだ茂原市のアルバイトの男性(61)は「勇一郎被告の証言が気になって傍聴しようと思った。実の子どもにあんなひどいことをする動機は何なのかを話してほしい」と語った。

 長南町の自営業、星野真紗子さん(75)は心愛さんと同年代の孫がいるといい「子どものために何もできなかったことが悔やまれる。裁判を通して、今後何ができるのかを考えたい」と時折言葉を詰まらせながら話した。

 地裁は傍聴希望者が一般傍聴席数を上回ることを予想し、初公判だけでなく、全期日で傍聴券の交付を行うことを決定している。


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