千葉市消防局でまた不祥事 ひき逃げ、窃盗2人停職

 千葉市消防局は31日、出勤途中に軽乗用車でひき逃げ事件を起こしたとして中央消防署の男性消防士(26)を、同僚の机から小銭を盗んだとして若葉消防署の男性消防士長(52)をいずれも停職6月の懲戒処分とした。2人とも同日付で依願退職した。

 同局は昨年度、セクハラや飲酒運転などの不祥事が続発。再発防止策に乗り出した本年度も懲戒処分者が早くも計5人となり、中村由明総務部長は「市民に迷惑をかけて申し訳ない。引き続き組織全体で再発防止に取り組む」と述べた。

 同局によると、中央消防署の消防士は9月2日朝、軽乗用車を運転し同市稲毛区の市道交差点で自転車をはね、40代男性の右膝にけがを負わせたまま逃げたとされる。友人宅から勤務先の出張所に向かう途中だった。同4日に県警の捜査を受け、本人が勤務先に連絡した。

 同局の聞き取りに対して「ルームミラーで男性が起き上がるのが見えたので大丈夫だと思った。人を助ける立場でありながら最低なことをしてしまい、申し訳ない」と反省している。

 若葉消防署の消防士長は昨年6月ごろから今年9月までの間、同署出張所で夜間勤務中に1人になるのを見計らい、同僚4人の机の引き出しから少なくとも現金計約3万6千円を盗んだ。小銭などが少なくなっていることを不審に思った同僚らが小型カメラ2台を設置したところ、消防士長の犯行が2回写っていた。

 盗んだ現金はたばこ代やジュース代などに充てていたとされ、1994年ごろから同様の犯行を繰り返していたと説明。同局の聴取に「結婚して小遣いが少なくなったので補てんした。少額なので気付かれないと思った。やめられなかった」と述べたという。


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