「感謝しかない」 元ロッテ有藤さん 野球人の在り方教わる 金田さん死去

有藤通世さん
有藤通世さん

 プロ野球のロッテで監督を務めた金田正一さんが6日に86歳で死去したことを受け、金田さんの指揮の下でプレーした経験がある有藤通世さん(72)=船橋市在住=は7日、千葉日報社の取材に「今の自分があるのは金田さんのおかげ。プロの野球人としての在り方を教えてくれた」と振り返った。

 有藤さんがプロ入りした1969年当時はセ・リーグ全盛の時代だった。金田さんがロッテの監督に就任した73年以降、現役時代の知名度とともに人柄が人気を集め、パ・リーグも注目されるようになったという。

 金田さんにはトレーニングのほか、食事や体のケアについても教わった。若い頃は、何でそこまで執着するのかと疑問に感じることもあった。食事の際、ホテルの厨房(ちゅうぼう)に入り込み、新鮮な食材を使っているのか確認する金田さんの姿を覚えているという。

 金田さんは昨年ごろから入退院を繰り返していたというが、「当時は病状がそんなに重いと聞いていなかった」。最後に会ったのは、約2年前のロッテの試合の応援時だった。

 金田さんの何事にも真剣に取り組む姿を思い浮かべ、有藤さんは「ありがとうと伝えたい。今の自分をつくってくれた金田さんには感謝しかない」と話した。


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