長嶋元監督「言葉失った」 金田正一さん死去

 巨人の長嶋茂雄元監督(83)=佐倉市出身=は7日、球団を通じて「突然の訃報に言葉を失った。ショックが大き過ぎる。元気の塊のようだった人にも、こういう結末があったのか。金田さんのような投手は、これから出てくるだろうか。400勝投手は永遠ではないか、と思っている」とコメントした。

 訃報に接して真っ先に浮かんだのがデビュー戦で4打席連続三振を喫したことだという。「私はこの時、プロで戦い抜いてやるぞと強く思った」と振り返った。

 セ、パ両リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第3戦が行われた横浜スタジアムとヤフオクドームでは試合前に、選手らが黙とうをささげた。ソフトバンクの王貞治球団会長(79)はヤフオクドームで取材に応じ「エースとして真っ向勝負だから。お互いに堂々と勝負をした。野球の文化にもずいぶん金田さんの影響は大きかった。残念だな」と悼んだ。

 巨人のV9時代にバッテリーを組み、通算400勝を達成した試合でもマスクをかぶった森祇晶さん(82)は、誰よりも練習して食べ物に気を使う姿を間近で見てきた。「川上(哲治監督)さんはその姿勢を巨人にも植え付けたかったのだろう。カネさんは巨人に『革命』をもたらしたと言っても過言じゃない」とコメントした。

 巨人の原辰徳監督(61)は7日、全体練習を行った東京ドームで「金田イズム、金田魂というものを大事な宝物として、後輩たちに伝えていけたら」と話した。


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