<富津保険金殺人>犬に愛情、優しい人柄 宍倉拓也さん

 23歳という若さで、保険金目的とみられる殺人事件に巻き込まれた宍倉拓也さん。学生時代は捨て犬を大事に育てる優しい一面があり、当時を知る近隣住民らの間では「あぜんとした。かわいそうでたまらない」と悲しみや驚きが広がった。

 拓也さんの家族と10年近く付き合いがあったという50代女性は「信用していたはずの人からそんな目に遭ったなんて」と放心した様子だった。拓也さんが10代前半のころ、捨て犬を引き取り、優しく抱きしめていた姿が「今でも忘れられない」と話した。

 女性は宍倉靖雄容疑者とも面識があり「(管理するアパートの)家賃を払わない人がいるなどの愚痴を聞いたことがある」と説明した。

◆落ちたら上がれない 現場の岸壁

 事件現場となった富津市の岸壁は、大型船が停泊するため水深は5メートル以上あるという。関係者によると、海から岸壁に上がることのできる階段はなく、近くで働く50代男性は「海に落ちたら上がるのは難しいだろう」と話した。

 近くで働く女性によると、事件のあった1月27日について「海はしけていて、なぜ来たんだろうと同僚と話していた。警察官が頻繁に来るようになり不穏な空気だった」と振り返った。


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