「スマホに気取られ」衝突 館山行き高速バス、けが人はなし

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 東京-館山間を走行していたジェイアールバス関東(東京都渋谷区)の高速バスの40代男性運転手が先月1日、スマートフォンに気を取られて側壁に衝突する事故を東京都内で起こしていたことが24日、千葉日報社の取材で分かった。バスには18人の乗客がいたが、けがはなかった。

 同社によると、運転手は聞き取りに対し「スマホが近くにあり、気を取られてしまった」と話しているという。同社では業務中、スマホはかばんにしまい運転席の後ろか網棚に置く規則となっていた。

 バスは東京駅発館山駅行き。5月1日午後9時10分ごろ、東京都江東区と港区を結ぶレインボーブリッジを走行中、側壁に衝突する事故を起こした。運転手は乗客の安全確認と同社への報告を入れ、約15分後に運転を再開した。

 運転手はドライバー歴8年目で、同区間の担当は3年目だった。事故以降、バスの運転業務には携わっていない。同社では事故があった場合、通常はホームページで公表しているが、今回の事故は公表しておらず「軽微で負傷者もいなかったため」としている。

 同社は事故を受け、再度運転手の乗車前の点検を強化。スマホをかばんにしまい、指定の位置に置くのを他の社員が目視で確認するよう徹底しているという。同社の担当者は「今後は安全を最優先に、ルールを守り事故撲滅に努めたい」とコメントした。