松戸の教諭ら、児童のけんか「あおる」 学校側謝罪も保護者納得せず

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 松戸市教育委員会は15日、市立小学校で2016年5月に当時4年生児童同士がトラブルになった際、教諭らが「やり返しても構わない」などとあおるような不適切な発言をしていたと発表した。市教委は、弁護士や臨床心理士など第三者による委員会で検証し、原因などを詳しく調べ、対応を検討する。

 市教委によると、16年5月に4年生男児2人がトラブルになった際、担任の30代の女性教諭が「やり返していい」などけしかけるような発言をし、けんかをやめるよう指導しなかった。教頭も「こんなことをするんだったら出て行け。この学校から。ここは法律の国なんだよ」などと発言した。

 原因は不明だが、当事者の児童のうち1人が翌6月から不登校になり、6年生になった現在も学校に通っていないという。

 発言した当時、この児童の保護者が来校。学校側は担任と教頭の発言が不適切だったと謝罪したが、保護者は学校に不信感を持ち、受け入れていないという。

 今年2月1日、トラブル時の指導状況が動画投稿サイトに掲載された。以前からトラブルがあったため、この児童が録音したという。

 同4日、学校の報告で市教委は初めて事案を把握。7日、現在の教頭と市教委職員3人が保護者宅を訪問。保護者は当時の教頭と担任教諭の処分を求めた。

 本郷谷健次市長は「不登校になった児童のケアを最優先するよう指示した。十分検証し、再発防止に努める」とコメントした。