押し倒し児童にけが 「バカか、おまえは」暴言も 千葉市立山王小の男性教諭

  • LINEで送る

 千葉市稲毛区山王町の市立山王小学校で、男性教諭(55)が担任を務める6年生の複数の児童に対し、押し倒したり、「バカ」などと暴言を吐いていたことが25日、同校などへの取材で分かった。男性教諭は学年主任と生徒指導も担当するベテラン。学校側は「いきすぎた指導」と認め、被害児童の自宅を訪れるなどして謝罪したとしている。

 同校によると、男性教諭は5月14日、下校前の学級活動中に教室内のコンセントプラグをいたずらして感電したとして、男子児童を廊下に引きずり「何やってんだ」と言って壁に体を押しつけたという。児童の両腕には男性教諭につかまれた時にできたあざがあった。

 今月13日朝には歌の練習中に本を読んでいた別の男子児童から本を取り上げた際、児童の言葉遣いに腹を立て、首に腕を回して床に押し倒した。児童は左足かかとを負傷し、別の教諭に付き添われて病院で診察を受けた。

 また、給食の配膳中に皿の数を間違えた別の児童には「バカか、おまえは」などと暴言を吐いたという。

 佐久間朗校長は取材に「気持ちが高ぶったとはいえ、いきすぎた部分があった。『バカ』などはどんなことがあっても言ってはならず、真摯(しんし)に受け止めたい」と話した。

◆市教委は詳細確認せず
 一方、学校から報告を受けた市教委は当時、適切な対応を取るよう学校側に口頭指導したが、その後の詳細な事実関係の確認をしておらず、24日夜に佐久間校長を呼び出して聞き取りを行ったという。

 教職員課の増澤保明主任主事は「学校側も忙しいので、返答が遅れているのだと思った」と釈明。指導が体罰に当たるかどうかなどについて、今後調査を進めるとしている。