児童引きずり床へ放る 「食べるの遅い」と男性担任 香取の小学校特別支援学級

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 香取市の市立小学校で今年3月、特別支援学級を担任する40代の男性教諭が「給食指導」と称し、学級の男子児童を別の学年の教室まで無理やり引きずり、床に放り投げていたことが9日、同校への取材で分かった。児童にけがはなかったが、教諭は保護者に謝罪。校長は取材に「あってはならないこと」などと話している。学校側は市教委へ事案を報告していないという。

 同校によると3月、給食時間後に、食事の終わらない男子児童=当時3年生=をランチルームから、廊下を挟んで反対側にある1年生の学級の教室まで数メートルにわたり引きずり、他の児童の前で床に放り投げた。児童は太ももなどを打ったが、けがはないという。

 目撃した1年生の担任から報告を受けた校長が男性教諭に確認したところ事実を認めたという。男性教諭は同日中に児童宅で保護者に経過を報告し、謝罪したという。

 男性教諭は引きずった理由を「児童が給食を食べるのが遅かったため、1年生はきちんと食べて教室に戻っていることを見せたかった」などと説明したという。男性教諭は昨年春、同校に赴任。同年から特別支援学級の担任の他、教務主任を担当している。現在も特別支援学級の担任を続けている。

 取材に校長は「カッとした部分があったのかもしれないが、あってはならないこと。冷静さを欠いた行動。児童本人も、見ていた1年生もショックを受けたと思う」としたうえで、「今後一人に任せず、周りの先生もサポートしていく」と話している。