母「やめて」聞き入れず 傷害疑い父、長時間虐待か 野田小4女児死亡

 野田市立小4年の栗原心愛さん(10)が自宅浴室で死亡した事件で、千葉県警が傷害容疑で逮捕した父、勇一郎容疑者(41)について、母(31)が事情聴取に「事件前にも夜中に娘を起こして立たせることがあった。ずっと立たせるのはやめてと言ったが聞いてもらえなかった」と話していることが29日、捜査関係者への取材で分かった。

 容疑者が、心愛さんが死亡した24日は「午前10時から休ませずに立たせたり、怒鳴ったりした」と供述していることも判明。県警は事件前から母親の制止にもかかわらず、たびたび虐待していた疑いがあるとみて、生活状況を調べている。

 捜査関係者によると容疑者は「しつけをしていた。生活態度を注意したらもみ合いになった」と説明。容疑者の110番で午後11時20分ごろに救急隊らが駆け付けた際には、既に死亡しており、県警は通報までに時間がたっていたとみている。

 県柏児童相談所によると、心愛さんは市内の別の学校に通っていた2017年11月7日から翌月27日に一時保護され「お母さんがいない時にたたかれる」と打ち明けた。

 県警は今月24日に自宅で心愛さんに冷水シャワーを掛けるなどしたとして、翌25日に逮捕。司法解剖で死因は分からなかった。


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