虐待の痕確認できず 野田市教委会見 学校の身体測定でも 野田小4女児死亡

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 栗原心愛さんの死亡を受け、野田市教育委員会は26日記者会見し、心愛さんが通う小学校が虐待を受けている可能性がある情報は得ていたが、実際に虐待が疑われる体のあざなどは確認できなかったことを明らかにした。

 心愛さんは、2017年9月に母親(31)の実家がある沖縄県から野田市の学校に転入し、18年1月に市内の別の学校に転校。17年秋ごろに心愛さんが学校へ「父親からのいじめ」を申告して虐待を把握し、現在通う学校にも情報が引き継がれた。学校の身体測定で心愛さんの体に虐待を疑われる痕はなかったという。

 以前住んでいた沖縄県の学校や自治体からは、虐待の情報などはなかった。市内の学校を短期間で転校したことに市教委は「家庭の教育方針と学校教育に相違があった」と説明した。

 心愛さんを以前一時保護した県柏児童相談所と学校側で月1回程度、意見交換していたが、虐待を疑われる情報はなく、昨年12月に両親と担任が面談した際にも変わった様子はなかったとしている。

 心愛さんは冬休み明けの今年1月7日以降、学校を欠席。父親の勇一郎容疑者から「家族で沖縄に滞在する」などと連絡があり、夏休み明けにも数日欠席したことから、特に疑いは持たなかったという。