千葉、県都でひったくり多発 10件超、女性ばかり被害 バイクで早朝にも 千葉市中央区

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 千葉市中央区でひったくり被害が相次いでいる。8月下旬ごろから、未遂を含め10件以上発生。繁華街から離れた人通りの少ない場所で、夜間だけではなく早朝にも女性が被害に遭い、いずれもバイクに乗った人物が犯行に及んでいる。千葉県警は同一犯の可能性も視野に捜査しており、被害回避に「できるだけ単独行動は避けて」と呼び掛けている。

 県警によると、8月30日深夜~31日未明、同区登戸3と新宿2、長洲1のおよそ2・5キロの範囲にある路上で、20~40代の女性がバッグを奪われるひったくり事件が、未遂を含めて3件連続発生した。

 被害者は手提げバッグを持っていたり、自転車の前かごに入れていたりしており、背後からスクータータイプのバイクで近づいた人物に奪われた。うち1件はバッグを放さなかった女子大生=当時(20)=が転倒して顔にけがを負った。

 被害額のほとんどは数千~数万円だが、9月18日には同区長洲2のJR本千葉駅近くの市道で、通勤途中の女性会社員=当時(24)=が、奨学金の返済などに充てるための現金約30万円が入った手提げバッグを奪われた。

 事件は午前6時40分ごろに発生。逃げたバイクは黒色で、黒色のヘルメットをかぶった人物が目撃されている。

 被害に遭ったのは一人歩きや自転車の女性ばかり。人通りの少ない時間帯に狙われた可能性がある。逃走した人物のヘルメットがフルフェースタイプだったとの情報もあるが、捜査幹部は「目撃情報があいまいなものもある」と話す。

 県警は現場周辺の防犯カメラ映像を調べるなどして捜査している。また、ひったくり被害の防止策として「車道側にバッグを掛けず、なるべく単独で歩かないで」と呼び掛けている。