千葉県施設172カ所も問題 ブロック塀、学校以外で

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 女児が倒れたブロック塀の下敷きになって死亡した大阪府北部地震を受けた点検で、千葉県は3日、学校以外の県有施設でも、構造が現行の建築基準法に適合しなかったり、傾きや亀裂があったりするブロック塀が延べ172カ所で見つかったと明らかにした。県の出先機関や保健所などで確認され、該当の塀に張り紙などで注意を促した。今後の詳細調査で危険と判断した箇所は撤去や改修を行う方針。

 同日の県議会総務防災常任委員会で説明した。県によると、地震翌日の6月19日から各施設の管理部署を通じて目視点検を要請。傾きや亀裂は、県立中央博物館(千葉市中央区)や各地域の合同庁舎、研究機関などから43カ所報告された。

 構造が現行法に不適合とみられる塀も、合同庁舎や保健所などで129カ所。土台を含めると高さが現行基準(2・2メートル以下)を超す例や補強構造の不備の恐れが報告された。うち31カ所に傾きや亀裂もあった。

 併せて点検を要請した県警施設は確認・報告に時間がかかり、未集計。

 学校以外の県有施設のブロック塀は、今回の地震が起こるまで本格的に調査していなかったという。撤去や改修には新たに予算を用意する必要がある。

 県教委が集計した県立学校は、現行法に適合しない高さや厚みの塀が200カ所、傾きや亀裂が95カ所。