大雪、千葉県内106人重軽傷 道路や鉄道、空港混乱 24日以降も凍結恐れ

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雪が残る中、職場へ向かう人たち=23日午前9時すぎ、千葉市中央区のJR本千葉駅
雪が残る中、職場へ向かう人たち=23日午前9時すぎ、千葉市中央区のJR本千葉駅

 関東甲信を中心とした22日からの大雪で、千葉県内では降り積もった雪や凍結した路面で転倒する事故が相次ぎ、23日夕までの県の集計で5人が重傷、101人が軽傷を負った。22日の帰宅時間に雪の直撃を受けた鉄道網は23日朝の通勤時間帯も乱れ、圏央道や富津館山道路など幹線道路の一部は通行止めが続いた。成田空港では欠航や到着遅れで約1万人が一夜を明かした。千葉市で積雪10センチを記録するなど各地を覆った雪は残っており、氷点下近い冷え込みが見込まれる24日朝以降も、路面凍結に警戒が必要となる。

 県危機管理課の23日午後3時現在の集計によると、県内の重軽傷者は降雪の激しかった北部を中心に25市町に及ぶ。このうち、白井市の女性(82)が外出時に転倒し左大腿(だいたい)骨を折るなど、50~80代の男女5人が重傷。住宅の被害や崖崩れ、道路の損傷被害は確認されていない。

 県や各地の農協によると、農業用ハウスの損壊といった農業被害の報告もないが、雪に埋もれたままの畑もあり、確認を進める。

 23日夜まで通行止めが続いたのは、圏央道の茂原長南-木更津東インターチェンジ間や館山道の君津-富津竹岡インターチェンジ間のほか、富津館山道路の全線。鉄道はJR成田線の佐原-銚子間など一部で運転見合わせが生じた。

 雪で滑走路を一時閉鎖した成田空港では22日の欠航が187便に達し、約1万人が旅客ターミナルなどで一夜。23日朝から再出発を待ったり、帰路についた。

 銚子地方気象台によると、県北西部に22日発令された大雪警報は23日午前0時すぎに解除されたが、千葉市で2014年2月以来、約4年ぶりに10センチに達する積雪を記録するなど県内の広範囲に降り積もった。23日朝は佐倉市の氷点下3・9度をはじめ、我孫子市で氷点下2・8度、千葉市でも0・4度と冷え込み、凍結が多発したとみられる。

 24日も千葉市で最低気温O度、最高気温も5度前後までしか上昇しないと見込まれ、日陰などでは解け切らない恐れもあるという。

 総務省消防庁のまとめによると、宮城県大河原町で除雪作業をしていた60~70代の男性2人が死亡したほか、除雪作業中に転倒するなどし、8県で計189人が重軽傷を負った。東京消防庁が搬送したけが人259人を合わせると、計448人が負傷した。

 消防庁によると、大河原町の70代の男性は雪かきから戻らず、周辺を捜したところ心肺停止の状態で見つかり、死亡が確認された。