信号無視で死亡事故 運転の男に懲役8年 千葉地裁

 君津市の県道交差点で2月、乗用車を運転中に故意に赤信号を無視して女性をはね死亡させたなどとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致死)と道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われた君津市、鍛冶工の男(20)=犯行時(19)=の裁判員裁判の判決公判が19日、千葉地裁であり、家令和典裁判長は懲役8年(求刑・懲役9年)を言い渡した。

 弁護側は現場交差点の対面信号が赤色だったか争うとともに、「赤色としても見過ごしたに過ぎない」と主張したが、家令裁判長は信号のサイクルや事故前の運転状況などから「対面信号は赤色だった。男はそもそも赤信号に従う意思がなく、殊更に無視した」と認定。その上で「悪質な運転で結果は重大。交通法規に対する規範意識が鈍磨している」と指弾した。

 判決によると、男は2月21日早朝、君津市外箕輪の県道交差点で乗用車を運転し、赤信号を故意に無視して直進。横断歩道を渡っていた女性=当時(65)=をはねて死亡させた上、現場から逃走した。


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