朝鮮人虐殺、犠牲者を追悼 熊谷知事、初めて弔電 関東大震災101年 船橋で150人参列、差別ない社会実現へ

慰霊碑に頭を下げる参列者=1日、船橋市の馬込霊園
慰霊碑に頭を下げる参列者=1日、船橋市の馬込霊園

 関東大震災から101年を迎えた1日、発災後に広がった流言などから自警団らに虐殺された朝鮮人らを悼む式典が、千葉県内など各地で開かれた。殺された朝鮮人約100人の遺骨が眠る、船橋市の馬込霊園での追悼式には約150人が参列。悲劇を繰り返さないため、国籍による差別のない社会の実現を願った。

 追悼式の実行委によると、震災後にデマが広がり、県内では300人以上の朝鮮人が虐殺され、船橋市は特に被害が大きかったとされる。

 追悼式には熊谷俊人県知事と船橋、八千代、習志野、市川、鎌ケ谷の5市長が弔電を送 ・・・

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