2024年1月11日 13:45 | 有料記事

送検のため千葉南署を出る白藤徹所長=11日午後0時10分ごろ、千葉市緑区

竹内建設の本社=10日、印西市

千葉県の北千葉道路整備を巡る汚職事件で、贈賄側とされる「竹内建設」(印西市)の竹内一雅社長(51)=贈賄容疑で逮捕=が接待に使用していたマンションの部屋が高級クラブのような作りになっていたことが11日、捜査関係者への取材で分かった。県発注の工事が竹内建設の売上高の半分以上を占めていたことも、県や関係者への取材で判明。竹内建設が売上高を維持するために接待攻勢をかけていた可能性が浮上した。県警は同日、収賄容疑で逮捕した県北千葉道路建設事務所の白藤徹所長(54)と竹内社長を送検し、癒着の実態を解明する。
白藤所長は昨年4~10月ごろ、事務所発注の道路工事などの入札に関する情報を竹内建設に漏らし、見返りとして竹内社長から複数回にわたり現金計約20万円を受け取った他、計約40万円相当の接待を受けた疑いが持たれている。白藤所長が着任したのは昨年4月。直後から竹内社長の接待を受けていたことになる。
捜査関係者によると、竹内社長が接待に使用していたマンションは県庁の直近。部屋は生活感がなく、大きなソファやワインセラーが置かれ高級 ・・・
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