心の傷 差し込んだ光 「活躍」ありきに懸念も トランスジェンダーを公表 船橋市立行田中の永井恵教諭(40)(前編) 【明日への一歩 県多様性尊重推進条例施行】

トランスジェンダーを公表する永井さん=船橋市立行田中学校
トランスジェンダーを公表する永井さん=船橋市立行田中学校

 トランスジェンダー女性を公言する。県多様性尊重推進条例について「千葉を覆うトラウマのようなものが取り除かれた。さまざまな生き方をしている人の生きやすさにつながる」と歓迎する。一方で、性的少数者への偏見に満ちた主張が声高に語られ「活躍すること」を多様性尊重の根拠とせざるを得ない現状に落胆の思いも抱く。呼びかけるのはマイノリティー(少数派)が抱える“生きづらさ”に気付く大切さだ。

 千葉県は、堂本暁子知事時代の2002年に提案された男女共同参画促進条例が廃案となり、唯一、関連条例のない都道府県だった。今回の条例が「男か女か」という発想の「男女共同参画」からさらに一歩踏み込み「多様性」と銘打っていることを評価点に挙げた。

 性自認に関する議論が活発に行われることへの喜びもあった。「トランスジェンダーは昔であれ ・・・

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