【千葉県民の日特集】 施設の利用促進に効果 県障害者スポーツ・レクリエーションセンター

 県障害者スポーツ・レクリエーションセンター(千葉市稲毛区)では、公共施設などから障害者に快適に利用してもらう方法についての相談が増えている。障害者の施設利用にはハードとソフトの両面の整備が必要。宮瀬悟センター長は「障害のある人が使いやすい施設が県内に広まってもらえれば」と期待する。

 同センターは、障害者の福祉増進を図るため、運動や健康、音楽といったさまざまなジャンルの教養講座を開く。また、体育館や多目的室などでは運動系や文化系、リハビリ系の団体・サークル計約80団体が活動する。

 東京パラの開催が決まってから、公共施設などから障害者の利用についての問い合わせが増えた。多くの施設でバリアフリー化が進むが、障害者を受け入れる体制が万全でないケースが多かったという。そこで同センターは4年ほど前から障害者の施設利用促進を図るための講座を実施。宮瀬センター長は「障害の程度によって、できることとできないことがある。毎年気付くことばかり」と、講座では日々サービスの改善を図ってきた経験を伝えている。

 また、最近は障害者から「何か体を動かすことをしたい」と漠然とした相談も増えたという。「東京パラ開催の効果で障害のある人が一歩前へ踏み出せるようになった」と宮瀬センター長は歓迎。パラバドミントン女子単複を制した里見紗李奈選手は、同センターが問い合わせを受けて団体を紹介したといい、今後のパラリンピアンの誕生に期待する。

 宮瀬センター長は、パラスポーツに対する関心の高まりを背景に、さまざまな施設で障害者の利用受け入れが進むなどレガシーが育まれていると語った。


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