コロナ下も花火大会を 麗澤大生ら寄付募る 柏の煙火店と5月開催へ

花火大会を企画した学生の中心メンバー。(左から)荒木さん、長内さん、荻沼さん=柏市
花火大会を企画した学生の中心メンバー。(左から)荒木さん、長内さん、荻沼さん=柏市

 新型コロナウイルスの影響でイベント中止が相次ぐ中、家族が共有できる思い出づくりに寄与しようと、麗澤大学(柏市光ケ丘2)の学生らが市内の煙火店と連携し5月中旬に花火大会を企画した。クラウドファンディング(CF)などで開催費への寄付を募っている。寄付者には50席限定観覧席などの特典を設けた。

 学生らは同大経済学部近藤明人教授のゼミに所属するグループ。コロナ禍に見舞われる事業者をどう支援するかのテーマに対し、全国的に影響を受けている花火大会に注目。地元の高城煙火店(同市箕輪)に相談し、共同で企画を練った。

 同店は100年以上の歴史があり、手賀沼花火大会など千葉県内を中心に事業を展開。担当者は「コロナの影響は特に都市部で大きく、大規模な大会が開催されない状況になった。学生の応援してくれる気持ちはありがたかった」と話す。

 CFは80万円が目標で50組限定の観覧席は5千円。他に1万円、3千円などの選択肢がある。11日現在で125人から57万円超の寄付が集まっている。サイトを通じた寄付は14日まで。これ以外でも寄付を受け付ける。

 花火大会の会場は同大学キャンパス内の中央広場。当日は周辺に人が集まるのを避けるため、寄付者以外に開催日時は明かさず、15分程度で100発程度の打ち上げを予定する。

 学生らは「ふるさと花火会」のサイトを立ち上げ、花火の様子を動画で配信する。中心となった4年生の長内拓慎さん、荻沼瑠奈さん、荒木健人さんの3人は「修学旅行などが中止になった子どもたちに、家族や友人と共有できる思い出を提供したい。次世代との架け橋になれば」などと話した。


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