2022年1月23日 05:00 | 無料公開

沖縄県から届いた琉球寒緋桜をカウンター前に飾る地上係員=成田空港
成田空港に一足早い春の便りが届いた。濃いピンク色が美しく映える沖縄県の琉球寒緋桜(かんひざくら)の切り花が第2ターミナルの日本航空(JAL)国内線チェックインカウンター前に展示され、厳しい寒さの中、搭乗客やスタッフを和ませた。
日本の桜前線の開始地点とされる同県本部町の「もとぶ八重岳桜まつり」で、7千本の琉球寒緋桜の中から手入れなどのために枝切りした部分を毎年、日航が譲り受けている。21日に那覇から伊丹を経て成田に到着し、同日夕に地上係員が花瓶に生けた。
JALスカイの地上係員、中西莉佳子さん(26)は「寒い冬の中でもきれいに咲く桜に心温まった。この桜のように明るい空港が早く戻ってほしい」と話した。
千葉日報だけの「地域」記事を見たい方