生活困窮の大学生を支援 フードバンクちば食料400人分寄贈 千葉RC、県生協連も協力

フードバンクちばで開かれた食料の寄贈式=27日、千葉市中央区
フードバンクちばで開かれた食料の寄贈式=27日、千葉市中央区

 新型コロナ禍で生活が苦しい大学生を支援しようと、民間団体「フードバンクちば」(千葉市中央区)は27日、同市内などの大学・短大で構成する「ちば産学官連携プラットフォーム」に食料を贈った。3回目の今回は千葉ロータリークラブと県生活協同組合連合会も物資を提供。新米3キロや缶詰類など400人分を用意した。

 大学生への支援は千葉市がフードバンクちばと同プラットフォームに呼び掛けて、9月からスタート。大学生たちは新型コロナの影響でアルバイト収入が減るなどして生活費や教材費を切り詰めざるを得なくなっており、1人暮らしだけではなく実家暮らしも含めて多くの大学生が食料支援を希望しているという。

 9月、10月はフードバンクちばが単独で支援。今回はフードバンクちばの物資に加えて、同クラブが新米3キロとレトルトカレー(3袋セット)を、同連合会が魚の缶詰をそれぞれ提供した。同クラブの南慎一郎・フードドライブ担当委員長は「何回かに分けて手軽に食べられる食品を選んだ。ちゃんと炭水化物を取ってほしい」と話した。

 27日の贈呈式で、同プラットフォーム運営委員長の矢尾板俊平・淑徳大学教授は「大学生たちに食料と一緒に皆さんの温かい心も届けたい」と感謝。「食料を手渡す時に大学生の悩みを聞き取り、幅広い支援につなげられる」と話した。寄贈された食料は同大学に搬送された後、各大学に分配して必要な大学生に届ける。

 フードバンクちばは留学生や千葉大学生、定時制の高校生らへの支援も実施。菊地謙代表は「新型コロナの感染状況は落ち着いてきたが、影響は今後も続く。これからも支援していきたいので協力を」と求めた。


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