千葉ニュータウン彩る光の祭典 LED倍増演出刷新 イルミライ★INZAI(印西) 【ふさの国探宝】 

千葉NT中央駅付近を幻想的な輝きで包む「イルミライ★インザイ」。今年は過去最大の50万球のイルミネーションで飾る
千葉NT中央駅付近を幻想的な輝きで包む「イルミライ★インザイ」。今年は過去最大の50万球のイルミネーションで飾る
350メートル続く並木通りはシャンパンゴールドに輝く=いずれも昨年11月、印西市
350メートル続く並木通りはシャンパンゴールドに輝く=いずれも昨年11月、印西市

 イルミネーションの幻想的な輝きで彩る印西市の光の祭典「イルミライ★INZAI」が13日夜から始まる。今年で4回目を迎え、冬の風物詩として定着しつつある“光の饗宴(きょうえん)”は、過去最大規模となる50万球のLED(発光ダイオード)で、北総線千葉ニュータウン中央駅周辺をライトアップ。今回は従来の駅北口側だけでなく、南口側もイルミネーションで包む。来年2月20日までの予定。

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 都心と成田空港の中間地点にある印西市。市の顔でもある利便性の良い千葉ニュータウン(NT)地区は、地域医療を支える中核病院があり、国道464号沿いには大型商業施設が充実。市も経済誌の住みよさランキングで上位常連となり、移住人口が右肩上がりで推移し、県内でも人気の住宅地となっている。

 13日夜から始まる光の祭典「イルミライ★INZAI」は元々、2018年に市の人口10万人突破を記念し、北総線千葉ニュータウン中央駅北口周辺の木々などに18万個のLED(発光ダイオード)を施したのが始まり。翌19年も市民らからの希望もあって開催。イルミネーションを1万球増やし、高さ約10メートルのシンボルツリー前には、市民に人気のマスコットキャラクター「いんザイ君」の映像をプロジェクションマッピングで映し出し、多くの見物客が訪れる観光スポットとなった。

 昨年は計20万球に増やし、直径2メートルほどの「いんザイ君」の投影場所を7カ所に増やしたり、新型コロナ患者対応に当たる医療従事者への感謝を込めたブルーライトアップを行った。また、コロナ感染防止の観点から、市のホームページにイルミネーションのバーチャル映像を公開するサービスも実施した。

 大人から子どもまでを魅了し、夜の街を華やかに彩るイルミネーションイベント。初回から携わる市職員の藤崎剛さん(24)は「観光資源が少ない印西市の中で、毎年何かしらの変化を生み出しながら、新たな観光名所になるようにと取り組んできた」と振り返る。

 4回目の今年は、LEDの数を昨年の倍以上の50万球にバージョンアップ。NT中央駅の北口側と南口側をイルミネーションで初めてつなぎ、演出も大幅に刷新する。北口を「都市ゾーン」、南口を「自然ゾーン」、駅前デッキを「都市と自然の調和ゾーン」として、各エリアごとに市の特色を光で表現。「市内外に印西の魅力が発信できるように、市をテーマにしたイルミネーションにした」(藤崎さん)

 5日夜、予行演習があり、一足早く駅周辺は華やいだ。“思わぬプレゼント”に駅の利用客や近くの大型商業施設の買い物客らは足を止め、色鮮やかなイルミネーションに見入ったり、写真を撮ったりして、夜の街の風景を楽しんだ。

 藤崎さんは「この光が、市への愛着や誇りの醸成につながってほしい」と願う。今年も「古里」をまばゆい光が包む。

◆CM動画配信も 一口メモ

 動画投稿サイト「ユーチューブ」のポニーキャニオン公式チャンネルで、2日から15秒間の「イルミライ★INZAI」のCMを公開している。市シティプロモーション課などによると、海外でも注目を集めるアーティストユニット「TOCHKA(トーチカ)」が手掛けた市民参加によるペンライトアートと、宇宙人をモチーフにしたパペット人形によるコマ撮りアニメーションで構成されている。同市出身の香取徹監督が制作した。問い合わせは同課(電話)0476(33)4426。

◇文・写真 佐倉支局・馬場秀幸

◆原則第1月曜日に掲載します。


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