千葉公園賑わい交流拠点に 自転車競技用ドーム誕生 「ハス」イメージ新体育館建設

「TIPSTAR DOME CHIBA」の外観(運営会社提供)
「TIPSTAR DOME CHIBA」の外観(運営会社提供)
新体育館の完成イメージ(千葉市提供)
新体育館の完成イメージ(千葉市提供)

 千葉駅北側に広がる千葉公園(千葉市中央区、約16ヘクタール)が大きく変わろうとしている。園内の千葉競輪場跡地に自転車競技用のドーム施設が誕生し、2日に新しい競輪「250競走(PIST6 チャンピオンシップ)」が開幕。迫力あふれるレースや華やかな演出で新規ファンの獲得を目指す。隣接エリアでは新しい体育館の建設が始まった。市は同公園の「再整備マスタープラン」を策定しており、プールなど公園全体の“リノベーション”も検討。賑(にぎ)わいと交流を創出する拠点として注目が高まっている。

 千葉公園は戦災復興計画事業により市初の総合公園として計画され、終戦直後の1946年に整備に着手。野球場やプール、体育館、市内唯一の貸しボート池、梅林などを備え、65年ごろに整備が完了した。毎年6月から7月にかけ、市の花・大賀ハスが開花することでも知られている。

◆いったんは廃止決定

 半世紀以上市民に親しまれてきたが、各施設とも老朽化が進行。49年に始まり、約600億円の収益を市にもたらしたとされる千葉競輪事業も施設の大規模改修が必要に。売り上げも低迷したため、市は2015年に17年度末での廃止方針を決定した。しかし、運営を委託する日本写真判定(東京、現JPF)が16年、国際レースができる規格の木製バンクを備えた屋内施設に自社負担で建て替えるなどの再整備案を提案。市は17年、自転車スポーツの拠点になり、街のランドマークにもなることから、千葉公園再生の中心的事業と位置付けて競輪事業存続へとかじを切った。

 同社が建設したドーム施設は1周250メートルの木製バンクを整備。五輪などの国際大会で行われる自転車トラック種目の「ケイリン」に準拠した公営競技「250競走(PIST6 チャンピオンシップ)」が10月2日にスタートする。

 神谷俊一市長は9月8日の記者会見で「250競走はスポーツと公営競技を融合させた世界初の取り組み。選手の育成などで自転車競技の活性化に貢献できる」と強調。ドーム自体についても「千葉公園再整備のリーディングプロジェクトであり、さらなる賑わいと交流を生み出してほしい」と期待した ・・・

【残り 2238文字、写真 7 枚】



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