海中転落者を迅速救助 鴨川、海保と消防が初訓練

鴨川消防署との救難合同訓練で、救助器具を使って要救助者を巡視艇へと引き上げる海保職員=鴨川市の鴨川漁港
鴨川消防署との救難合同訓練で、救助器具を使って要救助者を巡視艇へと引き上げる海保職員=鴨川市の鴨川漁港

 本格的な夏の観光シーズン到来を前に、勝浦海上保安署と鴨川消防署による初の救難合同訓練が、鴨川市の鴨川漁港で開かれた。関係機関から約30人が参加し、海中に転落した人を見つけて陸に引き上げるまでの連携を確認した。

 訓練は「釣り人が鴨川漁港の堤防から海中に転落し、流された」との想定で行われた。同消防署の救助隊員が漂流中の要救助者を確保し、巡視艇「かつかぜ」(26トン)まで誘導。海保職員が救助器具「ファイバーライト・クレードル」を使い、要救助者を巡視艇へと迅速に引き上げた。

 訓練前には、実際の救助で使われる互いの資機材を確認し、理解を深めた。勝浦海保の中野晴夫署長は「これから海水浴やサーフィン、釣りなどのレジャー客が盛んに訪れる。互いに顔が見える関係を築き、連携を強化できれば」。同消防署の庄司剛署長は「水の事故は救助に距離も時間もかかる。連携を密に、1分1秒でも早く患者を病院に搬送したい」と述べた。


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