養老渓谷に“滝見スポット” 手掘りの川廻し身近に 大多喜

周辺が整備され近づきやすくなった遠見の滝がある外出川の川廻し=大多喜町小田代
周辺が整備され近づきやすくなった遠見の滝がある外出川の川廻し=大多喜町小田代
シンボルツリーの柿の木が立つ愛車撮影スポット
シンボルツリーの柿の木が立つ愛車撮影スポット

 養老渓谷に新しい“滝見スポット”が整備された。観光センター「山の駅 養老渓谷 喜楽里」(大多喜町小田代)の裏手にある外出川(とでがわ)の川廻(まわ)し周辺に木道や柵が設けられ、人々の願いをかなえてくれるという「遠見の滝」に近づきやすくなった。

 川廻しは、新田開発などで河川流路を変更するために掘削した場所。江戸から明治時代にかけ房総半島の養老川や小櫃川流域で多く行われた。遠見の滝がある場所もその一つで、手掘りトンネルを通った川が岩肌を流れ下る。

 地域独特の景観を生かそうと、地元住民が周辺に生い茂っていた木々を伐採し、同施設が木道などを設置した。案内看板には、先人たちが実り豊かな大地になる未来を夢に見て(遠くを見て)、その願いをかなえたことから、縁起の良い遠見の滝となった趣旨の説明が書かれている。

 同施設は「地域の歴史や自然を身近に感じる場所になれば」としている。

 近くには撮影スポットもできた。同施設駐車場からシンボルツリーとする柿の木までを舗装し、乗り入れた愛車と一緒に写真を撮れるようにした。秋になると真っ赤な実をつけるため、「木の近くでバイクの写真を撮りたい」との声が同施設に寄せられていた。


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