“貸し出しゼロ”16冊 最初の読者はあなた 勝浦市立図書館「いざない展」

“貸し出しゼロ本”を紹介するコーナー=勝浦市立図書館
“貸し出しゼロ本”を紹介するコーナー=勝浦市立図書館

 誰も借りたことがない本を紹介する取り組みが、勝浦市立図書館で行われている。司書らが利用者にぜひ手に持ってもらいたい本16冊を選び、特設コーナーに展示。「深い眠りについていた本の最初の読者になってみませんか?」と呼び掛ける。

 蔵書約4万冊がある同図書館は、小説「告白」(湊かなえ著)が130回以上貸し出される一方で、貸し出し履歴がない本も多い。コロナ禍で増えた自宅で過ごす時間が少しでも楽しいものになればと、本との新たな出合いの一つとして「貸し出しゼロ本へのいざない展」のコーナーを作った。

 推理小説から社会問題を扱った書籍、児童書、趣味の本まで幅広く、創立50周年を迎えた日本アイスクリーム協会が歴史を振り返った「アイスクリームのあゆみ」といった記念誌もある。職員4人が4冊ずつ選書した。

 「貸し出しゼロは決してつまらない本ではない。本と本の隙間に埋もれてしまうものもある」と担当者。反響があれば随時“ゼロ本”を紹介する考えで「来館した際はコーナーを一目見てほしい」と話す。展示は30日まで。


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