銚電が新たなユニーク商品販売 「赤字が消える! 暗記セット」

「万年赤字」と印字された赤ボールペン。赤いシートで覆うと書いた字が消える
「万年赤字」と印字された赤ボールペン。赤いシートで覆うと書いた字が消える
銚子電鉄が販売している「赤字が消える!暗記セット」。パッケージには同社の思いが書かれている=銚子市の仲ノ町駅
銚子電鉄が販売している「赤字が消える!暗記セット」。パッケージには同社の思いが書かれている=銚子市の仲ノ町駅

 受験シーズンに合わせ、銚子電鉄(銚子市、竹本勝紀社長)は、赤色ボールペンとチェックシートを組み合わせた新商品「赤字が消える! 暗記セット」を販売している。新型コロナ禍で乗客減が続いており「何とか赤字を消したい」との願いを込めた。

 赤い透明シートをかぶせると赤ペンで書いた字が消える定番アイテムを、厳しい経営状況に絡めてユニークに商品化した。同社は「幾度も廃線危機に直面しながら経営難を乗り越え、走り続ける強運をお裾分けした縁起物」ともPRしている。

 ペン本体には「万年赤字」とあえて黒で印字し、黒字化への強い決意を込めたという。同社の人気菓子「まずい棒」の考案者で、試し書き紙収集家の寺井広樹さんが考案した。同社は「当社はむしろ忘れたいことがたくさんあるが、自粛生活が続く中、少しでも明るい話題をお届けできれば」としている。

 銚子電鉄は乗客の7割ほどを観光客が占め、新型コロナの影響で打撃を受けている。初日の出客でにぎわう大みそかから元日にかけては、JRや銚電の臨時列車が取りやめに。例年なら最も鉄道収入がある日となるが、今年は例年の15%程度にとどまった。

 暗記セットは500円(税込み)で、オンラインショップのほか仲ノ町駅など同社売店で取り扱っている。


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