自宅でできる運動紹介 病院監修でチラシ製作 千葉県内高齢化率1位の御宿町

室内でできる運動を紹介するチラシ=御宿町
室内でできる運動を紹介するチラシ=御宿町

 千葉県内自治体で最も高齢化率の高い御宿町は、新型コロナにより外出を自粛するお年寄りに健康に過ごしてもらおうと、自宅でできる運動を紹介するチラシを製作した。リハビリを支援する病院が監修。運動の効果やこつを解説している。

 同町の高齢化率は2019年4月1日現在50・3%と県内で最も高い。町は住民が生涯活躍できる環境づくりへ介護予防教室に力を入れてきたが、新型コロナウイルス拡大の影響で3月から休止になっている。

 そこで自宅で過ごす高齢者の健康維持につながるよう、室内でできる運動を紹介するチラシを作ることになった。地域のリハビリを支援する九十九里病院(九十九里町)が監修。椅子を利用した腹式呼吸やもも上げ、立ち座りで効果的に筋力を維持する方法を写真を添えて解説している。

 チラシには日本地図も印刷。1日10分以上運動し、47都道府県を東京五輪の聖火リレー順に色を塗って町役場の地域包括センターに連絡すれば、「表彰などを考えたい」(町保健福祉課)としている。
 町内全戸に配布する予定で、同課の担当者は「外出自粛で運動習慣が途切れないように元気に過ごしてもらいたい」と呼び掛けている。問い合わせは同センター(電話)0470(68)6716。


  • LINEで送る