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新型コロナウイルス情報

医療関係者を応援 採算度外視で格安弁当 旭のレストラン、地元農家も協力

弁当を準備する豊田さん(右端)ら=13日、旭市のキッチンツナグ
弁当を準備する豊田さん(右端)ら=13日、旭市のキッチンツナグ

 新型コロナウイルスの感染が広がる中、医療現場で日々奮闘する人々を応援しようと、国保旭中央病院(旭市)の敷地内のレストランで13日から、病院関係者のために格安で弁当の提供が始まった。地元農家も協力した採算度外視の取り組みで、同店オーナーは「大変な思いをしている人々に喜んでもらえれば」と話す。

 特別価格の弁当提供が始まったのは、同病院敷地内にあるハンバーグ専門店「キッチンツナグ」。同店オーナーの豊田維(つなぐ)さん(43)と、野菜の仕入れ先の農園「ザ・ハイブ・アンド・バロウ」の石神貴子さん(40)=匝瑳市=が「奮闘する医療関係者に健康的な食事を提供したい」などと意気投合したのがきっかけ。

 当初は無償提供を考えていたが、病院側から「無料だと受け取りづらい」との申し出を受け、価格を400円に設定。採算は度外視し、売り上げは梱包(こんぽう)材や食材の費用に充てるという。

 化学肥料を使わない農業に取り組む石神さんら地元生産者が野菜や卵などを提供。初日はすじ肉の煮込み料理やサラダ、そば粉パンなどのセットを仲間とともに用意し30食を完売した。

 活動に取り組むチーム名は、ウィンドウズのパソコンで文字列を置き換えるショートカットキーになぞらえ「Ctrl+H(コントロールエイチ)」とした。新型コロナを巡る状況改善に取り組む人々をたたえ、いわれのない差別を受けている医療関係者を巡る状況を改善したいとの思いを込めた。豊田さんは「弁当の提供は(土日を除き)騒動が収まるまで毎日続けたい」と話し、医療従事者への支援が「それぞれの地域で取り組みが広がれば」と期待を込めた。

 旭中央病院は、新型コロナ感染者の受け入れも可能な第2種感染症指定医療機関。集団感染の発生した東庄町の障害者福祉施設に医師と看護師を派遣しており、行政機関と連携して新型コロナに対処している。


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