民泊で古民家再生へ 長南・蔵改装、音楽スタジオに

蔵を改装した音楽スタジオ=長南町
蔵を改装した音楽スタジオ=長南町
防音を施し、アンプやドラムを利用できるスタジオ。ピアノは古民家に残っていた物を調律した
防音を施し、アンプやドラムを利用できるスタジオ。ピアノは古民家に残っていた物を調律した

 長南町本台に使われなくなった蔵を改装した音楽スタジオがオープンした。民泊活用で古民家の再生、保存を目指し、3月に会社を立ち上げた「こみん」(景山恭社長)の初事業。ビートルズの楽曲を演奏するミニコンサートが行われ、地元特産のレンコンを使った料理などが振る舞われた。

 古民家を民泊施設にして、その利用料でリフォーム費用をまかない、一軒でも多く再生して、日本の原風景を残すのが同社の目標。1例目として蔵がある古民家を購入した。

 まず蔵に防音を施し音楽スタジオにした。ピアノは元々古民家にあった物を、調律して利用し、アンプ、マイク、ドラムセットやキーボードも用意。すでに利用希望者を受け付けている。

 母屋は、これから改装が始まる。リビングを広くとった2LDKに直し、6人まで、ゆったり宿泊できる家にする。「風情はそのままに、冬寒くないハイブリッド古民家」がテーマ。改装の設計を担当する代表取締役の岡部千里さんは、「外観は昭和に行った改築をできるだけ排除し、建てた当時の状態に戻したい」と話す。

 完成は来春の予定。個人のほか、企業の保養所として利用回数を決めた年間契約も考えているという。「こんなにアクセスがいいのに、里山の素晴らしさが残っているのが長南町の魅力」と岡部さん。「1件目をモデルケースとして成功させ、民泊古民家事業の可能性を広げたい」と意欲を見せる。

 敷地の裏山には竹林があり、来春にはタケノコパーティーの開催を計画している。問い合わせは岡部さん(電話)090(4453)1913。


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