台風被害停電施設にEV車派遣 千葉市の要請受け初 NTT東日本千葉事業部

NTT東日本千葉事業部が派遣したEV車(同社提供)
NTT東日本千葉事業部が派遣したEV車(同社提供)

 NTT東日本千葉事業部(千葉市美浜区)は、台風15号と19号で停電した福祉施設や避難所を支援するため、電気自動車(EV車)を計4施設に派遣したことを明らかにした。千葉市の要請を受けた対応で今回が初めて。EV車は冷房や照明などに電気を供給した。

 同事業部によると、台風15号の来襲で大規模停電が発生していた9月10~13日、中央区の児童養護施設「千葉みらい響の杜学園」など同市内の3施設に、通常は営業に使っているEV車を各1台、施設が通電するまで派遣。19号の関連でも、10月13~14日、緑区の越智公民館に2台を送り込んだ。

 同学園の担当者からは「EV車の電気で集会室の扇風機を回し、子どもたちは川の字になって寝た。それまで暑さで寝られず苦しい状態だったので、本当に助かった」と感謝の言葉が寄せられたという。

 同事業部は「停電への対応として、今後もEV車を提供していきたい」としている。

 市によると、台風に関連した大規模停電で同事業部の他、JFEスチール東日本製鉄所、千葉トヨペットからも支援があり、計10台のEV車が活動。高齢者施設などで電源として存在感を示した。

 市防災対策課は「EV車は機動的に電源を届けられる。容量の問題から施設全体は難しいが、命に関わる機器を動かすことができて大変有効だった」と振り返った。


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