開店50年駄菓子屋にぎわう 地域に愛されなじみ客次々 君津「やつ商店」

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開店50年を迎え、にぎわう子どもたちの対応をする水越たみさん(中央奥)=2日、君津市坂田の「やつ商店」
開店50年を迎え、にぎわう子どもたちの対応をする水越たみさん(中央奥)=2日、君津市坂田の「やつ商店」

 君津市坂田の住宅街で昔ながらの駄菓子屋を営業する「やつ商店」が開店50年を迎えた。1、2日の2日間は長年の感謝を込め、駄菓子セットのプレゼントや綿あめ無料コーナーを開設。地域の子どもたちやなじみ客が次々と訪れ、にぎわった。

 同店は1969年6月1日に開店し、店主の水越たみさん(78)を長女の則子さん(57)が手伝い、切り盛りする。近くには市立坂田小学校や大和田小、周西中学校、県立君津高校があり、最盛期は1日100人の子どもたちが訪れるなど繁盛。最近では数人の日もあるが、それでも学校帰りに立ち寄る子は絶えず、大人になっても来店する人がいるなど、昭和、平成、令和と店の姿を変えることなく地域に愛され続けている。

 50周年を祝って「おばちゃん、おめでとう」「頑張ってね」と声を掛けながら来店する人が続き、一時は店内に入りきれない状態に。大人たちは昔を懐かしみ、子どもたちは10円から100円までのお菓子をお小遣いで買い、おしゃべりを楽しんでいた。

 子ども連れで訪れた市内に住む会社員、長嶋貴史さん(27)は「小、中学校とここに通った。昔と変わらないですね。学校が終わって友だちと集まるのが楽しみの一つだった」と振り返った。

 たみさんは「よく続いたなと思う。頑張ってねと言われると、ますますやる気が出てきて頑張れる」と話し、子どもたちの笑顔をうれしそうに見つめていた。