保育所に宅配ロッカー 全国初、保護者と業者の利便性向上 松戸

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さわらびドリームこども園内に設けられた宅配ロッカー=松戸市
さわらびドリームこども園内に設けられた宅配ロッカー=松戸市

 午前0時まで夜間保育を提供する松戸市栄町3の認可保育所「さわらびドリームこども園」に29日、職員や保護者向けの宅配ロッカーが設置された。共働きの保護者や職員の利便性向上に配慮した。宅配便の再配達問題を契機にロッカー設置は共同住宅やスーパーなどで広がっているが、保育所としては全国初という。

 ロッカー数は8個。利用を希望する職員や保護者に番号を割り振り、利用者本人が設定した暗証番号で開閉する。宅配業者はロッカーに荷物を入れるだけで済む。

 宅配業大手3社と連携し、配達時間は園の業務に支障がないよう午前11時ごろの定時に設定。ロッカー8個が埋まっている際は不在伝票を置く。ロッカーは増設が可能。

 運営する社会福祉法人さわらび福祉会によると、同園は認可保育所として県内で唯一、夜間保育を提供。勤務形態などから宅配便の配達時に不在となる保護者は多いほか、宅配業に従事する保護者の勤務がタイトな状況も把握していた。

 保護者や職員の利便性向上のほか、社会問題への対応のため導入を決めた。昼間に保育所を利用する保護者も利用できる。ロッカーを開発、製造するフルタイムシステムによると、保育所での導入は全国初。

 2歳の女児と同園を訪れた母親(32)は「日常立ち寄る場所に宅配ロッカーがあると便利」と歓迎した。