愛称「参道口」に統一 市、利用者の混乱解消へ JR成田駅「東口」 京成成田駅「西口」

 成田市は、成田山新勝寺に通じる表参道方面口の表示が異なっていたJR成田駅「東口」と京成成田駅「西口」の愛称を「参道口」に統一することを決めた。利用者から「分かりにくい」などの声を上がっていたことから、混乱解消を目指し市が統一の愛称を募集。地元の各種団体でつくる選定委員会の投票で決定した。

 JR成田駅と京成成田駅は約150メートル離れて相対する形で立地。このため、両駅の各出口の表記はJRはニュータウン方面口が「西口」、参道方面口が「東口」となるが、京成は参道方面が「西口」、国道51号方面が「東口」となり、同じ参道方面口でも東と西で表示が反対になっていた。

 こうした混乱を解消しようと、市は親しみやすく成田らしい統一の愛称を一般から募集。今年6月中旬から7月上旬までの期間中、県内外から228件の応募が寄せられた。

 応募作品の中から表参道口や新勝寺口、中央口など7点に絞り込み最終選考を実施。地元まちづくり協議会や駅構内を利用するバスやタクシー会社などの関係諸16団体でつくる選定委員会が投票を行い「参道口」が選ばれた。

 応募者の20人から同じ提案があったため、抽選で同市美郷台の山田徳雄さんが採用者として決定した。今月17日の成田伝統芸能まつりで表彰式を行う予定。

 市は今後作成するパンフレットなどの表記を統一するほか、JRや京成なども順次、駅の表示を変更するという。

 JR成田駅東口の駅前広場は、表参道や京成成田駅へのスムーズな歩行者動線の確保に向けた市の再開発事業が昨年度に終了。面積は従来の3200平方メートルから6800平方メートルに大幅に広がった。今回の愛称決定を受け、小泉一成市長は「利用者にとってより分かりやすい名称になった」と話し、今後の観光振興につなげたい考えだ。


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