「国衙」区域示す溝初公開 発見間もない成果も見学 市川・国府台遺跡

国衙の北東角の区画とみられる遺構発掘現場の説明会=市川市
国衙の北東角の区画とみられる遺構発掘現場の説明会=市川市
国衙の北西角の区画とみられる発掘場所。白いテープの間が溝の位置。数日前に見つかったばかり
国衙の北西角の区画とみられる発掘場所。白いテープの間が溝の位置。数日前に見つかったばかり

 市川市国府台地区の市営野球場周辺の発掘調査で見つかった、奈良・平安時代の「下総国府」の遺構の一般見学会が28日に開かれた。これまで範囲がはっきりしなかった国府内の重要区域の区画を示すとみられる溝が初公開され、市の発掘担当者の古代ロマンあふれる解説に参加者は熱心に聞き入った。数日前に見つかったばかりの部分も披露された。

 国府台地区は奈良・平安時代に下総国(県北西部など)の中心地・国府が置かれたことで知られる。地区内の市営野球場の建て替えに伴い市教育委員会が2019年から同球場内外の発掘調査を実施した。
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