大型病院併設のショッピングセンター「イオンタウン幕張西」オープン 約180床、1階は全フロア「ウエルシア」

開業日を迎えた「イオンタウン幕張西」。約180床の6階建て病院を併設し、地域のコミュニティ拠点を目指す=21日、千葉市美浜区
開業日を迎えた「イオンタウン幕張西」。約180床の6階建て病院を併設し、地域のコミュニティ拠点を目指す=21日、千葉市美浜区
ウエルシアとして全国初導入の調剤ロボット。業務効率化を図り、地域住民とのコミュニケーションを拡充する
ウエルシアとして全国初導入の調剤ロボット。業務効率化を図り、地域住民とのコミュニケーションを拡充する
買い物客を対象とした健康測定コーナーで、生活習慣改善に向けた助言を行うスタッフ
買い物客を対象とした健康測定コーナーで、生活習慣改善に向けた助言を行うスタッフ

 イオンタウン(千葉市美浜区)は21日、同区の国道14号沿いに約180床の「幕張病院」を併設する「イオンタウン幕張西」を開業した。大型病院と直結したショッピングセンター(SC)は、同社として全国初。1階は全フロアが調剤薬局「ウエルシア」で、最新技術を活用した健康支援のほか生鮮食品コーナーを拡大した新業態店舗。買い物客とヘルスケアの接点を増やし、地域に根差したコミュニケーション拠点を目指す。

 イオンなどによると、延べ床面積は約1万1997平方メートル。2階建てのSC棟は1階が「ウエルシア」とコインランドリー、2階にはスポーツクラブ「エニタイムフィットネス」とクリニックモール(5店舗)が入店した。病院棟は6階建てで、相互に行き来できる連絡通路を設けた。

 同SCの「ウエルシア」は同社として初めて、自動の調剤ロボットと「お薬受け取りロッカー」を導入。業務効率化を図り、薬剤師が服薬指導や健康チェックに当たる時間を増やすことが目的という。買い物客が気軽に立ち寄り、血管年齢や糖化度を測定できる健康相談のブースも用意した。

 同店舗ではイオンが全面協力の上、本格的な食品コーナーを展開する。当初はイオンのスーパーと共同出店を構想していたが、新しい買い物スタイルの提案として新業態を選んだ。千葉・船橋市場直送の生鮮食品やコロナ禍で好調の「時短総菜」、酒類などを幅広く取り扱う。

 「幕張病院」は来夏開業予定。診療科目は内科、リハビリ科、精神科で、大多喜町の医療法人白百合会が運営する。同病院は通院回数の多い高齢者の慢性期医療に特化しており、付き添いの家族なども想定した利便性向上を狙う。

 同SCの主なターゲットは、車で10分圏内の地域住民(約6万2千世帯)。集合住宅と戸建て住宅が立ち並び、高齢者の増加に伴い健康指向の需要が高まっているという。

 開業後の記者会見でイオンタウンの加藤久誠社長は「医療、健康、生活支援という新たな切り口で、他のSCとすみ分けを図る。コミュニケーション拠点として、地域と一体化していければ」と説明した。


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