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新型コロナウイルス情報

「時差買い物」に協力を デパ地下継続、感謝の声 野菜ドライブスルー販売予定 高島屋柏店・高田明宏店長

時差買い物などへの協力を求める高島屋柏店の高田店長=24日、柏市
時差買い物などへの協力を求める高島屋柏店の高田店長=24日、柏市
高島屋柏店の食品売り場に設置された飛まつ感染防止ボード
高島屋柏店の食品売り場に設置された飛まつ感染防止ボード

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言を受け、食品売り場を除き臨時休業中の県内百貨店。いずれの店舗も総菜や生鮮食品は「生活必需品」として販売を続けているが、売り場の混雑が課題となっている。そんな中、高島屋柏店(柏市)では客の密集を避けるためドライブスルー方式での野菜販売を予定。同店の高田明宏店長(59)が千葉日報社の取材に応じ、独自の感染防止策や「デパ地下」を営業する意義を語った。

 -全館休業としなかった理由は。

 柏店は駅直結で、仕事帰りに総菜を購入するお客さまも多い。テレワークが進み自炊が増えているといっても、忙しくて時間のない方にとっては、栄養価が高くバランスの取れた総菜の価値は大きい。

 野菜や肉などの生鮮品はスーパーでも買えるが、百貨店では店員が調理方法を説明したり、希望に応じて肉を小分けにして包んだりと細やかな対応ができる。健康志向の自然食品も扱っており「今まで通りの物を食べたい」というニーズもある。

 デパ地下の営業を巡っては業界でも対応が分かれ全館休業を決めた百貨店を正しいとする風潮があった。しかし地域の方からは「営業してくれてありがたい」との声もあり、営業を続ける意義はある。

 -感染防止対策は。

 午前中や午後4時以降の混雑が目立つため、来店時間をずらす「時差買い物」をお願いしている。時間の目安となるよう、ホームページ(HP)で店内の混雑状況を随時更新。多少の緩和はみられたが、スーパーが「3密」との報道があり、今度はデパ地下が混み始めた。今後は状況に応じて入場規制を行う。

 特に野菜売り場が混みやすいため、駐車場を使った野菜の「ドライブスルー販売」を行うことも決めた。前日までに電話で注文を受け、混雑する店内に行かなくても商品を受け取れるようにする。

 飛まつ感染防止のため、レジでの会話も最小限にするよう指示している。普段通りの丁寧な声掛けはできないかもしれないが、今は理解していただきたい。

 -17日、従業員の新型コロナ感染をHPで発表。客や従業員からの反応は。

 陽性が判明した当日に全館を消毒した。感染は休業中の売り場の従業員で8日以降は出勤しておらず、大きな混乱はなかった。ただ勤務を続ける従業員から不安の声があったのは確か。販売カウンターに飛まつ感染防止のボードを置くなど対策を強化している。

 -コロナによる売り上げへの影響は。

 2月後半から宝石などの高額品や洋服の売れ行きが顕著に下がった。食料品は堅調だが、とてもカバーできる額ではない。店単位の数字は出せないが、4月はまともな営業ができておらず大変厳しい状況だ。

 -緊急事態宣言期間(5月6日)後の対応は。

 宣言期間が延びるのか、延びないとしても制約付きの解除になるのか、いずれにしても国や県からの要請を受けて決める。早くコロナが終息し、お客さまと(通常通り)お話できる日が来ることを願っている。


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